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「いつか、自分の手で作り上げたいと思っていたんです。」

そう話してくださったのは、関市で新たに焙煎所兼カフェ『HANDS COFFEE』をオープンした坂田さん。


38年間、小学校教員として働き続け、定年退職を機に“好き”を形にした挑戦です。

理科教師として研究を重ねてきた経験、音楽や写真、手仕事へのこだわり。


そのすべてが詰まった空間には、“ゆっくり過ごしてほしい”という想いが込められていました。

教員として38年間。理科教師から始まった“研究好き”
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坂田さんは岐阜大学教育学部を卒業後、小学校教員として38年間勤務。

途中で特別支援学校なども経験しながら、

小学校の現場で子どもたちと向き合ってきました。

最後に勤務していたのは関市内の小学校。
理科専門の先生として、子どもたちに理科を教えていたそうです。

「もともと実験とか研究系が好きなんですよ。」

その“研究好き”が、今のコーヒー焙煎にもつながっています。

「自分で研究したかった」から、焙煎まで自分でやる

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コーヒー好きだった坂田さんですが、最初から“自家焙煎”にこだわっていました。

一般的には、焙煎済みの豆を仕入れて提供する方法もあります。
しかし坂田さんは、

  • 豆の種類による違い

  • 焼き加減

  • 香りの変化

  • ベストな焙煎ポイント

を自分で研究したかったと言います。

「理科教師だったので、どうしても実験したくなるんですよね。」

豆ごとに焼き方を変えながら、自分が“香りがよくて美味しい”と思えるコーヒーを追求。

現在は、

  • 浅煎り

  • 中煎り

  • 中深煎り

を中心に展開。
 

香りを大切にした焙煎スタイルが、坂田さんらしさです。

お店の名前『HANDS』に込めた意味

店名の『HANDS』には、坂田さんの大切にしている価値観が込められています。

「作り手の手から、お客様の手へ。」

コーヒー豆を育てる人。
器を作る人。
木のトレイを削る人。
そして焙煎する自分。

さまざまな“手仕事”を、お客様へつなぐ場所にしたい。
そんな想いから『HANDS』という名前を付けたそうです。

さらにロゴの「H」と「S」のフォントが違うのにも理由が。

そして偶然にも、自分の名前のイニシャルになっていたそうです。

自宅を改装して作った、こだわりの空間
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もともとは店舗物件を何年も探していた坂田さん。

しかし、理想の居抜き物件になかなか出会えず、ゼロから作るにはコストも大きい。

そこで思い切って、自宅を改装して始めることを決意しました。

「隣の方にも相談したら、快く“いいよ”って言ってくださって。」

地域とのつながりにも支えられながら、スタートが決まりました。



“ライブもできるカフェ”を目指して
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店内には、普通のカフェとは少し違う工夫もあります。

実はカウンターが折りたたみ式。

ライブ開催時には収納でき、空間を広く使えるようになっています。

照明もライブ仕様に調整可能。

アコースティックライブを想定しており、

  • ピアノ

  • フルート

  • 弾き語り

などを楽しめる空間づくりをされています。

「10人くらいならライブもできるかなと思って。」

音楽好きな坂田さんらしいこだわりです。

写真・ワークショップ・梅干し作り…やりたいことを全部詰め込む

『HANDS COFFEE』は、ただのコーヒー店ではありません。

今後は、

  • 写真展示

  • ドライフラワー

  • ワークショップ

  • 梅干し作り講座

なども開催予定。

「自分の好きなことを全部詰め込んだ感じですね。」

店内にはピクチャーレールも設置予定で、自身の写真作品を飾る構想もあるそうです。

“脱いで上がる”スタイルにした理由
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店内は靴を脱いで上がるスタイル。

実はかなり悩んだそうですが、

  • 自宅のリビングのようにゆったりと過ごせる

  • スリッパをはいてあがることで衛生的

という理由から、この形に。

実際に座ってみると、公園の緑がきれいに見える癒し空間になっています。

「フェンスが見えないように座れるんですよ。」

その景色の見え方まで計算された空間設計でした。

セキビズとの出会い。「何から始めればいいかわからなかった」

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坂田さんが最初に関市ビジネスサポートセンター(セキビズ)を訪れたのは、

「補助金ってあるのかな?」

という相談からでした。

そこから起業ログラムへ参加し、伴走支援を受けることになります。

起業プログラムとは、起業したいけど何から始めたらいいかわからない、

また誰かに話すことで自分の考えを整理する。

そして起業への一歩が踏み出せるよう、きっかけを作り、参加した方が起業できるよう、半年~1年かけて伴奏支援する取り組みです。

「商売なんて初めてだったので、本当に何もわからなかった。」

という坂田さんと起業を応援する専門家が何度も個別で相談をし、

  • 開業スケジュール

  • 会計ソフト

  • 必要な準備

  • オープン日設定

  • やるべきこと

を一つずつ整理。

毎回宿題を出してもらいながら、約1年かけてオープンまでたどり着きました。

「ぼんやりしていたものが、はっきりしていった。」

この言葉がとても印象的でした。

そしてオープン前の練習として、

4/26にセキビズ主催で開催した『パンマルシェ』に初出店。

この日は、自家焙煎のコーヒー豆ををハンドドリップで8種類、

アイスコーヒーの販売や自家焙煎の珈琲豆も販売。

奥様と2人で45杯売り上げました。

注文からレジ作業、提供の仕方、同時注文が入った時のオペレーションの仕方など、

オープン前に実践できたことが、オープンへの自信につながったと思います。


「のんびり、自分のペースでやりたい」
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長年教員として働き続けてきた坂田さん。

教員時代は、休憩も取れないほど忙しかったと言います。

だからこそ、今は“自分のペース”を大切にしたい。

そのため、

  • モーニングはやらない

  • 営業時間の間に休憩を入れる

  • 無理にメニューを増やさない

というスタイルを選びました。

「ゆっくりやりたいんですよ。」

その言葉通り、お店全体に穏やかな空気が流れていました。

今後は自身のお店で自分のやりたいことを実現しながら、地域に愛される、美味しいコーヒーが飲める店として、坂田さんらしく営業を続けていけるよう、セキビズはこれからもサポート致します。

これから起業する人へ

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最後に、創業を考えている人へのメッセージを伺いました。

「マンツーマンの起業プログラムは受けた方がいいですね。」

理由はシンプル。

“何から始めればいいかわからない”状態を整理してくれるから。

  • いつまでに

  • 何を

  • どう進めるか

を一緒に考えてくれる存在がいたことで、ここまで来られたと話してくださいました。

好きなことを、人生の後半で形にする

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『人生の楽園』という番組を夫婦で毎週録画して見ているという坂田さん。

「最後は、自分の好きなことをやるのがいいのかなって。」

その言葉の通り、
『HANDS COFFEE』には、人生をかけて積み重ねてきた“好き”が詰まっていました。

コーヒー。
音楽。
写真。
人とのつながり。
手仕事。

ゆっくりと流れる時間の中で、
“自分らしい人生”を味わえる場所になりそうです。




「起業を考えている」という方をはじめ、

「起業したいと考えているけれど、まだ考えがまとまっていなくて」


という方、 セキビズでは起業に向けた相談を何度でも無料で受け付けています。



起業に向けて、強みを引き出したコンセプトの明確化、ターゲット絞り込み、サービス内容決めなど、どんなビジネスにしていくか、一緒に具体的に固めていきましょう!


相談は何度でも無料。開業後も継続的にサポートしていきますよ。

起業したばかりの方も、もちろん大丈夫ですので、お気軽にご相談くださいね。



HANDSCOFFEE 街の小さなコーヒー焙煎所

岐阜県関市小屋名800-1

TEL 0575-27-2062

10:00〜12:00 / 13:00~16:00

定休日:日・月・火